界面活性剤とは/界面活性剤の種類と特徴

化粧品や洗剤、食品など幅広く使われる界面活性剤について詳しく記事にしました。

kusuribin2界面活性剤は油になじみやすい部分(疎水基)と水になじみやすい部分(親水基)を持ち合わせています。
同じ分子内に正反対の作用を持っているので本来混ざり合うことのない水と油を混ぜ合わせることができます。
その働きとしては洗浄、乳化、浸透、分散などがあり、石鹸や洗剤、化粧品、医薬品、食品などの成分としても利用されています。

界面活性剤の種類と特徴

1、イオン性の界面活性剤です。

これは水に溶けると親水基の部分がイオンになるものです。
イオンの種類により陰イオン、陽イオン、両性の3つです。

陰イオン界面活性剤・・・主な用途としては石鹸、シャンプー、洗顔料です。
成分としては高級脂肪酸石せっけん、アルキル硫酸エステル塩、
Nーアシルアミノ酸塩など

N -アシルアミノ酸塩
皮膚や髪の毛に対する作用が穏やかで、生分解性に優れています。
シャンプーや洗顔に使用されていて、泡立ちをよくするために配合されています。

アルキル硫酸エステル塩
家庭用や工業用の各種洗浄剤として広く使用されています。

陽イオン界面活性剤・・・主な用途としては制汗剤やトリートメント、リンス、コンディショナー 成分としては塩化アルキルトリメチルアンモニウム、ベンザルコニウムクロリド、
ベヘントリモニウムクロリドなど

塩化アルキルトリメチルアンモニウム
髪の毛への吸着性に優れているので帯電防止や髪の毛にしなやかさを与える特徴があるのでリンスやコンディショナーなどに含まれています。

ベンザルコニウムクロリド
殺菌・抗菌作用に優れているので、防臭作用、柔軟作用、帯電防止作用があります。シャンプーや
リンス、柔軟剤などに含まれています。

ベヘントリモニウムクロリド
髪の毛に柔軟性を与え帯電防止効果があります。柔軟剤、シャンプー、コンディショナーなどに使用されています。殺菌効果もあるので、フケやカユミ対策の製品に配合されています。

 

両性イオン界面活性剤・・・主な用途としてはシャンプー、トリートメント、リンス、柔軟剤です。
成分としてはコカミドプロピルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸など

コカミドプロピルベタイン
主にヘアケア製品に使用されています。
刺激がほぼなく泡立ちのよさや洗浄中の感触の良さもあります。
低刺激なのでベビー用シャンプーや目にしみにくいシャンプー、リンスに使用されています。

アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン
主にヘアケア製品に使用されています。
帯電防止効果や髪を柔軟にしたり、、しっとりさせるなどの効果があります。

2、非イオン性の界面活性剤です。

水に溶けた時にイオン化しない親基水を持っています。

非イオン界面活性剤・・・乳化を得意としているので多くの化粧品に使用されています。
成分としてはステアリン酸グリセリル、PFG60 水添ヒマシ油など

ステアリン酸グリセリル
乳化の安定を高めるため補助的に使用されています。
スキンケアでは乳液やクリーム、美容液、パックに使用されています。また
石けんやシャンプー、ヘアワックス、リンス、トリートメントなど幅広く使われています。

 

 

 
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